今回は、私自身の話を中心にお伝えしたいと思います。
ずばり、一生に一度は介護のお仕事をやってみる価値があると思っています。
それは、いつか自分も、介護のお世話になるということに気づいたことにあります。それは、自分が介護を受けるのであれば、介護職員として経験は必要だと思ったからです。また、自分が介護を受けるのは数十年以上先だったとしても、両親が介護を受けるのは、以外と近い将来かもしれないと想像してみました。
いざという時に、自分が介護職としての経験あるのとないのでは、雲泥の差であると思います。そして、自分が元気なうちに、介護を必要としている方々のお役に立てるのであれば、やってみたいと思いました。またやるべきとも思いました。
いつか、必ず、介護に直面するということです。
自分にとっての正義感や責任感を果たすには、十分なお仕事だと確信していました。
それ以外にも、介護職員を目指す理由はいくつかありましたが、数年間迷った結果、40歳になる年齢で、晴れて介護職員としてデビューすることが出来ました。
大変なこともあれば、意外と簡単だと思うこともありました。しかし、経験者として声を大にして言いたいことは、本当に感謝されるお仕事だということです。
これまで、様々な職場で働いてきましたが、介護職以上に、利用者さんやそのご家族から、「ありがとう」を頂いた仕事はありませんでした。
自分としては、これまでの仕事通り、普通に働いていたのに、「こんなに感謝されるんだ」ということに驚いたくらいです。
そして、同じくらい驚いたことは、先輩の介護職員の方々が、とっても輝いて働いていました。とても優秀で性格も良くて優しい方々が、決して高くない給料で、一生懸命働いていました。その表情も素敵で、笑顔も絶やさず働いていました。間違いなく、介護や福祉のお仕事は、今まで自分が見てきた世界とは違うということに気づきました。
介護や福祉の職場って、結局悪いことしかニュースで取り上げられません。なので、全く知らない方には、いいイメージは持ちづらいかもしれません。また、本当に職場環境が劣悪で、利用者さんへのサービスレベルが低く、人権侵害をしている施設もあるのでも事実かと思います。ただ、私の実感としては、基本的には、ほとんど介護職員は優しい方で、最高なお仕事だという事です。
いつか自分も介護される立場になるかと思います。また、自分の両親は、私よりも先に介護が必要になるかと思います。その時の為に、自分が介護職員として勤務してきた経験は、決して他の方法では得られなかったと確信しています。
私が、未経験の方にお伝えしたいことは、少しの時間でもいいですし、いつからでもいいですし、出来る範囲からでいいので、ぜひ、介護や支援ということに挑戦して頂きたいです。やってみないとわからないことも多いですし、人によっても感じ方が違いますので、正解も不正解もないですが、まずは、介護のお仕事について、理解や興味を持って頂きたいです。

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